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1465話

二人は互いに唾液を交わし、心に一片の嫌悪もなく、ただ甘美さだけが満ちていた。

年配の男性なのに、どうしてこんなに人を惹きつけるのだろう?

陳若琳は心に驚きを覚え、その驚きがすぐに両足へと伝わり、思わず軽く震えて、後ろへ倒れそうになった。

幸いにも、陳若琳の背後には広い壁があり、しっかりと彼女の肩を支え、恥ずかしい思いをせずに済んだ。

しかしその壁のおかげで、私はすぐさまチャンスを得た。陳若琳を壁に押しつけ、もう片方の手を壁に突き、まるで猛攻するかのような姿勢で、彼女をしっかりと押さえ込んだ。

陳若琳は自分が椅子に縛り付けられたような感覚に襲われた。幾重にも重なる太い縄が胸元から下へと巡り、彼女...