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1205話

「私はまったく無意識のうちに林語菲にそのように握られ、この子の少し長い爪がそこを這い、冷たさが伝わってきた。

でも……なんだか気持ちいい。さらに大きくなってしまった。」

私は自分の道徳に支配されない頭で林語菲に懇願した。「君も気が利くね、私が可愛がるのも無駄じゃなかったよ。実はな、昏睡状態が長く続いたせいで、体内の毒素はほんの少ししか排出できなかったんだ。今となっては元の木阿弥だな」

私の悔しそうで自責の表情を見て、林語菲は考えるまでもなく信じ込んでしまった。自分のせいで韓おじさんが再び毒素を発症させてしまったのだから、今度は自分が韓おじさんに恩返しをする番だと。

林語菲は心に決め、両手...