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1115話

「これで店長は表向きは正義ぶっているが、心の中では花が咲いたように喜んでいる。単品チャーハンだけを注文する客を追い出して、代わりに何皿もの料理を注文してくれる客が来るなんて、まさに大儲けだ！」

すぐに、張世偉は周囲の人々に押し出されるようにして店から追い出された。彼はチャーハンすら食べられなかった。

張世偉は憂鬱な面持ちで食堂の入り口に立っていた。警察に電話して、この店が自分の接客を拒否したと訴えようかとも考えたが、そんなことはできるはずもない。通報すれば、姚雯雯が自分からセクハラされたと言いさえすれば、制服を着た警官が真っ先に逮捕するのは間違いなく張世偉自身だろう。

仕方なく、彼は憂鬱...