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1073話

「実は思い返せば、二人が私に興奮させられた時も、似たようなことを言っていたんだよな。思い出すと本当に恥ずかしい」

しかし恥ずかしさはさておき、二人にはやるべきことがあった。

二人は目を合わせると、趙海燕が試しに倉庫の扉を押してみた。

ここで姚雯雯が先ほど見落としていた重要なことが露呈した。彼女が入ってきた時、私とのキスに夢中になって、内側から鍵をかけるのを忘れていたのだ!

倉庫の扉が開くと、中にいた姚雯雯と私はその場で固まってしまった。

入ってきたのが文若嫻と趙海燕だと分かって、私はほっとした。姚雯雯の夫が来たのかと思ったが、二人の女性だったのだ。

そう思うと、私は姚雯雯を抱きしめたまま腰を動...