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1026話

「や、やめて!私、まだ仕事が終わってないの!」李小萌は慌てて言った。

「そうか。じゃあ、手伝おうか?財務のことなら少しは分かるし。それに……俺たち、久しくあれしてないじゃん。どうせ外からは中が見えないんだし、中に入って一緒に……」

李小萌は彼氏の言葉を途中で遮った。「ダメよ!私は会社の経理担当として、今この財務室を任されてるの。会社の規則に違反するわけにはいかないわ!あなたは会社の人間じゃないから、入れないの!」

そう言い終えると李小萌は歯を食いしばった。なぜなら、背後からの私の動きがさらに激しくなったからだ。

先ほど李小萌の彼氏が中に入って彼女とあんなことをしたいと言ったとき、私も驚いた。こ...