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927話

一本の木が、春夏秋冬を経る。

春には芽吹き、秋には衰える。

石学の無限六絶剣における三絶断秋は、まさにその意味を持つ。秋を断ち切り、衰えることなく、永遠に生き続けるという。

石学が無限六絶剣を創り出して以来、この一撃を本当の意味で使ったことはなかった。なぜなら三絶断秋は邪月星を代償とするからだ。

恒星を消費し、剣法を極限の威力へと高める。

一絶邪月と二絶虎鳳はすでにその効力を失い、石学はただの元婴期小成の地仙を殺すために、まさか三絶断秋を使うことになるとは、自分でも想像していなかった。

彼は張浩然に何度も挑発され、考える余裕もなかった。

主導権を握らねばならない。三絶断秋なら必ず張浩然を殺せる...