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816話

太子镇、力神族。

かつて力神族は望山湖の七大勢力の一つであり、勢力の成員は五万人を超え、多くの者が力神族への加入を望んだが資格がなかった。実力が足りなかったからだ。力神族が人材を募る際は聚丹期の地仙のみを受け入れ、望山湖の土着民すら拒んでいた。

力神族の発展過程において、最も正しかった行動は黎春が天鳳郡王になるのを密かに助けたことだった。不敗郡王の翟陽が存在しなければ、黎春は域主である宁無缺の最も信頼される部下になっていただろう。

今や、力神族の勢力は三百人にも満たない。

五万人から三百人へ。力神族が望山湖でどれほど衰退したかが見て取れる。

太子鎮の鎮主である龐徳が訪問し、月に一度の...