Read with BonusRead with Bonus

793話

張浩然は烏金の大剣を手に持ち、超凡法陣内の松明を見つめていた。

目を閉じる。

第九洞府の力を感じ取る。

彼が「紫霄洞」と名付けたこの窍穴洞府が、今まさに震えていた。

「羅煞第五式、地煞!」

張浩然の手にある大剣が蓬莱仙界の大地の煞気を引き寄せ、剣身は烏金色から瞬く間に黄土色へと変わった。同時に。

「地剣斬!」

強大な剣気が烏金の大剣から溢れ出し、滔々と流れ、烏金の大剣を飲み込んだ。これが地剣斬を使う代償だった。烏金の大剣を丸ごと消費する必要があるのだ。張浩然は気にしなかった。これは彼の剣ではないのだから。

烏金の大剣が消えると、張浩然は神識を凝集させ、この並外れた強大な剣気を操った。その威力は...