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785話

望山湖には四季があった。

毎月、張浩然は中旬を選んで陰陽眼の封印を解き、記録符篆を果核の小世界へ自ら持っていき、家族や道門のメンバーたちと再会していた。

春夏秋冬、すべては符篆に記録されていた。

徐晴は張浩然が沈戈府にいることを知って心配していたが、張浩然の保証を得て、ようやく安心した。

「洛洛はまだ昏睡状態よ。黒翼魔竜が毎日彼女を見守っているわ」と徐晴は言った。

「今は彼女を助けることができない」張浩然は仙路試練に参加する予定のことを徐晴に伝えた。「仙路試練で仙王になって、名実ともに道門を再建できれば、そのときには洛洛のために剣炉の情報を探る機会がたくさんあるだろう」

洛洛を助けられるのは剣...