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770話

力神族の戦士たちは極意青火鶴の姿を見たことがなく、何の凶獣なのか分からず、驚きのあまり何の反応もできなかった。

力神族総殿の族長アジゲは恐れおののきながらも、怯むことなく張浩然に向かって叫んだ。

「力神族は蓬莱仙界に後ろ盾がある。お前が銭修を殺したことで、力神族の敵となったのだ。分別があるなら、大人しく降参しろ。そうすれば蓬莱仙界の力神族の地仙たちに、お前が蓬莱仙界へ行った際の罰を軽くするよう伝えてやる」

この状況でもなお、アジゲは力神族の威光を頼みに張浩然を脅していた。

だがアジゲには一つ、それも大きく勘違いしていることがあった。

「愚かな。私を脅しで動くと思ったか?」張浩然は冷ややか...