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767話

方山星の外輪。

張浩然と余蕭たちが到着した。

時折、紫府真仙の神識が誰かが通り過ぎるのを感知し、張浩然だと分かると、紫府真仙たちの注意が一気に集中した。

「張浩然が来たぞ!」

たちまち、他の紫府真仙たちも次々と神識を張浩然が通る場所へ向けた。

「張兄、君が銭修を倒して古楽星へ行ったこの数年、方山星の外輪では君の名が広まっている。紫府小成の修為で紫府大成の強者を倒したと。今や登星榜で君の名は引く手数多だよ」と余蕭は言った。

張浩然と共に歩くことで、余蕭も何となく面目を施したような気分になっていた。

張浩然は外輪に着くと足を止めた。

「余兄、これから私は閉関修行に入る」と張浩然は告げた。

「わかっ...