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685話

驚羽は鄧氷が青羽門に入り、馮天に代わって掌教になったことを張浩然に伝えた。

「ふん、この鄧氷め!」張浩然は冷たく言った。「私が丹盟に手を出さないからといって、皇室の助けがあれば好き勝手できると思っているのか?」

驚羽は自分の懸念についても話した。

「張凡、実は青羽門に掌教がいることは宗門にとって良いことなんだけど、この鄧氷については、どうしても善意を持って来たようには思えないんだ。本当に掌教になるつもりがあるようには見えない。それに今は兄が彼の命令に従っているから、鄧氷が兄に何か嫌なことをさせるんじゃないかって心配で」

「星雲大陸の五大宗門の中で、青羽門は実力では末席に過ぎない。以前、...