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623話

秦乙洋の案内があり、さらに秦勲から贈られた芦州の地図のおかげで、張浩然は苦労することなく芦州の極天宗に最も近い洪郡にたどり着いた。

洪郡は極天宗の六郡の筆頭であり、極天宗以外の宗門はこの首郡に宗門を構えるのが常だった。

「張大師、洪郡で一日休みましょう」秦乙洋が言った。「私は極天宗清秋院の首席弟子ですが、かなり前に清秋院を離れ、毎月決まった三日間だけ戻っています。一日時間をください。極天宗に金風蟒のことを聞いてきます」

張浩然は同意した。

秦乙洋が出かけると、張浩然は洪郡の宿で休みながら、録影石の動きを常に注視していた。

彼の録影石は冉家の弟子である冉楓と繋がっていたが、七盤山での事件以...