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575話

「応青の蓮華拳は、張浩然に何の影響も与えなかった。

対する張浩然の蓮華拳は、気勢も威力も、すべての面で応青を遥かに凌駕していた!」

「蓮華拳は公孫護法の独創技なのに、なぜ張凡も使えるのだ!」

応青の瞳孔が一瞬きらめき、その刹那、時間が緩やかに流れるように感じた。張浩然の蓮華拳が応青の顔面に迫る。

「ドン」

一撃で頭部を捉えた!

蓮華拳に宿った五角の蓮の花が絢爛な光を放ち、応青の頭部を打ち砕いた後、二次的な衝撃波を生み出した。

応青は吹き飛ばされ、烽火陣の端に達する寸前、彼は体を制御し、頭部が体内に引き込まれた。

「ほう?縮骨の術か?」張浩然は微笑み、一撃で応青の頭を粉砕できなかっ...