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529話

花鳥街には時折、半仙が行き交っていた。

天昭院には全体で二万人余りの半仙がおり、毎日のように半仙が加入したり、去ったりしている。

張浩然は部屋に入ると、中は清潔で整然としており、寝具も新しく、机の上には「張凡」と書かれた名札があった。その横には掌サイズの肖像画が置かれており、ここが半仙・張凡の部屋であることを証明していた。

無事に青羽門に加入でき、張浩然はようやく落ち着きを取り戻した。

両親と徐晴の一家は天珠教にいる。張浩然は天珠教へ行って、たとえ一言でも話がしたいと思っていた。

しかし、星雲皇朝は広大で、真仙は千人以上もいる。彼の三品半仙という修為では、地域を横断して天珠教へ行くのは現実的で...