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519話

「張凡を探しているのか?」趙彪は警戒心を露わにした。

「村長さん、私は秦露と申します。青羽門の者です。趙祥さんの身に起きたことについては、心からお悔やみ申し上げます。公孫剣は青羽門でも多くの悪事を働いてきました。彼の父が青羽門の真仙でなければ、とっくに誰かに殺されていたでしょう」

秦露は四角い令牌を取り出した。その上には「秦糧」の文字が刻まれている。「私の立場は特殊ですが、あなたにお約束します。この令牌を関河村の最も高い場所に置いていただければ、公孫剣はそれを見て、絶対に関河村に近づく勇気はなくなるでしょう」

趙彪は令牌を受け取り、その上に書かれた「秦糧」の二文字を見た。文字の間から琉璃のよう...