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513話

崑崙山。

崑崙神宮が予期せず開かれ、ここを守護する道門の監視部門はすぐさまその情報を道門へ伝えた。

監視部門の道門メンバーは望遠鏡を手に取り、遠方の二つに分かれた崑崙山を眺めていた。

彼らは非常に驚いていた。

「もしかして張大師が言っていた、羅王界の崑崙宗からの真仙が崑崙神宮に降臨するという話か?」

「さあ、誰にもわからんよ」

「張大師には連絡したのか?」

「もう伝えてある」

「それなら張大師はもうすぐ来るはずだな」

監視部門の道門メンバーが撤退すべきか迷っているとき、頭上から空気を切り裂く音が響いた。

一人の男が剣に乗って現れた。

「張大師だ!」

「なんて速さだ!」

「張大師は真仙になって、...