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506話

天外からの信号が天文台で解読されると、それは公表されることなく、最速のルートで張浩然のもとへと届けられた。

ウラルは情報通であり、天外からの信号が届いたと知るやいなや、真っ先に華夏道門を訪れていた。

クトンも今まさに向かっている途中だった。

「兄弟、何か起きたと聞いたんだ。特に確かめに来たよ」とウラルが尋ねた。

「ああ、これは各地の天文台が受信した新たな天外からの信号だ」張浩然は書類をウラルに手渡した。

ウラルはそれを読むと、重々しい声で言った。「昆侖宗のこの野郎ども、三十日後にまた人を寄越すつもりか。たった一人の真仙を派遣するだけで、何様のつもりだ」

張浩然は答えた。「私が楊輝を殺...