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457話

老者は張浩然をじっくりと見つめ、その声には驚きを隠せなかった。

「聞き間違いじゃないだろうな。今のお前が、五品半仙と戦うだと?五品半仙は一撃で、お前を殺せるんだぞ」

張浩然は落ち着いて言った。

「だからこそ、あなたの助けを求めているんです。あなたは空蝉殿の器霊だから、老空と呼ばせてもらいますね」

「老空、私と一緒に宇宙を旅してみない?」

老空はそれを聞いて、つぶやいた。「随分と気安く名前をつけるんだな。宇宙を旅するだと?五品半仙と戦おうとしているお前と一緒なら、地獄を旅することになるだろうよ」

「あなたは器霊だから、何か方法があるはずです」張浩然は言った。李華天が鍛造した法器である空蝉殿...