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414話

塔楼の危険こそ、道門のメンバーが自らを鍛える絶好の場所となる。張浩然の計画は老人の賛同を得た。

程なくして、張浩然は方映雪を連れて立ち去り、塔楼の二層へと戻った。

二人は剣に乗って飛び、陰陽の目で空の雲の中に隠された暗門を見つけ、それを通って塔楼の二層から出た。

道中は順調で、水霊地の外で、張浩然はずっと苦労して待っていた朱天隆と会った。

「朱閣主、まだここで待っていたのですか?」張浩然は不思議そうに尋ねた。

「中で何かあったら大変だと思って、毎日ここに来て様子を見ていたんだ」朱天隆は言いながら、無傷の方映雪を見て、心の中でつぶやいた。さすが張大師、一般人を連れてでも、あれほど危険...