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385話

猫又は姫路城での殺戮ショーをまだ続けている!

暴れ放題、破壊し放題、目の前の人間を片っ端から飲み込み、姫路城の数千人の忍者たちは生死を問わず、すべて猫又の腹の中へと消えていった。

幽冥剣によって空高く吊るされた徳川清と武田一郎の二人は、呆然とした表情を浮かべていた。今の彼らの感覚は、言葉にできないほどの苦痛だった。

「終わりだ、全て終わりだ」徳川清はぼそりと呟いた。

「猫又がこれほど強いとは、張大師は間違いなく死ぬだろう」武田一郎は悔しげに言った。

張浩然はようやく視線をこの二人に向けた。

「お前たちは姫路城が実際には何なのか知っているか?」

「え?」

「法陣だ」

張浩然は神...