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366話

南方の司徒家。

誰かが司徒南に報告していた。

「張大師が過去の恨みを水に流し、我々を道門に招いてくださるとのこと?」司徒南は友人と囲碁を楽しんでいたが、この知らせを聞くと大いに喜び、すぐに同意した。

東海省の葉家。

葉鋭は葉家で法術の修練をしていたところ、呼ばれて葉家の家主に会いに行った。

現在の葉家の家主はもう葉儒ではなかった。葉敬が龍組の代理龍頭の地位を降りて以来、葉儒は自ら葉家の家主の座を譲っていた。彼は今の葉家がもはや自分の管理下に収まらないことを知っていたからだ。

それもまた葉鋭のせいだった。

葉鋭は葉家で今最も勢いのある若き俊才として、葉儒と葉敬の助けを借りて一品半仙となった。こ...