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308話

十七回目の剣の突きで、張浩然はようやく玄陰剣法の新しい技を悟った。

「お前を『疾の四剣』と名付けよう!」

疾の四剣、それは玄陰剣法第二式である。

張浩然は剣を突き出した。

まずは上へと剣を突き出す。

次に下へと剣を突き出す。

最後に左右へと一突きずつ。

特徴は一言で言えば、速さ!

四道の赤い剣影の後、張浩然は剣を収めた。

それに伴い、空中の立方体空間内に青い炎が煌めき、炎に包まれた場所には一つ一つ明るい氷晶が現れ、その氷晶の上には赤い火光が覆いかぶさっていた。

この光景は非常に奇怪で、それを目にした閔毅たちは背筋が凍るような思いをした。

「陰陽の力を催動し、疾の四剣を運転すれば、幽冥第三式『絶...