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111話

一人の老婆と一人の若者が巨石の上に立っていた。

全婆さんは長年心の中に秘めていた秘密を打ち明け、胸のつかえが下りたようだった。

張浩然は父親の張鵬徳が不治の病で入院していることを全婆さんに告げ、特に父を救うためには樹元果が必要だということを強調した。

「あなたは霊果を使って、お父さんを修仙の道体にしようというの？」全婆さんの張浩然を見る目が一変した。

張浩然との会話を通じて、全婆さんは彼がただ幸運にも何らかの方法で凡人と修仙について知識を得ただけだと思っていた。まさか張浩然が張鵬徳を修仙道体にできるとは想像もしていなかった。

それは全婆さんの想像をはるかに超えていた。

「私自身が修仙者です」と...