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49話

どれくらいの時間が経ったのか分からないが、alphaの腰の動きはどんどん速くなり、omegaの甘い喘ぎ声もますます高くなっていった。淫らな言葉を放つその声に、betaはこれまで聞いたこともないような言葉ばかりで、恥ずかしさのあまり地面に穴があったら入りたいほどだった。

低い唸り声と高く上ずった嬌声の後、ようやくトイレの中は静かになった。淫靡な匂いが徐々に空気中に広がっていく。その匂いが何なのか分かり、betaはさらに居たたまれなくなり、身動きもできなかった。しばらくして、omegaが声を上げた。「もう!中に出すなって言ったのに」

alphaはニヤリと笑い、「ごめん、お前が魅力的すぎて我慢で...