契約グミ

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40話

彼はスマホを階下に投げ捨て、一切気にも留めなかった。いつ電池が切れて電源が落ちたのかすら知らない。今日階下に降りた時にようやく気づいて、拾い上げて充電し、急いで出かけた。スマホを一目見ることもなかった。

祝珩はバーの名前を告げ、「戻ったらさっさと酒を飲みに来い。俺が歓迎会を開いてやる」と言った。

二時間後。

急いで駆けつけたアルファは、幼馴染が黙々と酒を飲み続ける様子を見て、セクシーで低い声音に少し困惑の色を滲ませた。林琛は頭を抱えて、「歓迎会のはずじゃなかったのか?お前一人でここで憂さ晴らしの酒って、どういうつもりだ?」

揺らめくネオンがバーの華やかな光景を照らし出し、賑やかな人々が...