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999話

龍飛が唐浩を殺害したというニュースを唐七の耳に届けること——それはヌルダが龍飛と最優秀競技王の座を争うのを阻止するための第一歩だった。

「もし唐七が出てくれば、龍飛の居場所はなくなるだろうな」

ヌルダは内心で薄笑いを浮かべながら、あえて器王殿の裏山禁地に潜入した。唯一の目的は、唐七が閉関修行している秘境を探し出すことだった。

ヌルダが器王殿の裏山禁地で唐七を探している間、龍飛はこれから先の競技の道に大きな障害が立ちはだかることなど、まったく想像していなかった。

「飛兄貴、おめでとうございます！初日で九百ポイントも獲得するなんて、このペースなら、すぐにトップランカーの仲間入りですね」

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