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985話

結界陣法の領悟は一朝一夕で大きな収穫を得られるものではない。霍元奇のような聖戦士でさえ、今日の成就を得るまでに数年の歳月を費やしたのだから。

だが龍飛にとって、エネルギー結界を布置できるようになったことは、予想外の喜びだった。彼は知っていた——自分が勤勉に研鑽を積めば、いずれ大きな収穫を得られると。

「英雄競技場で一万ポイントを獲得するのは容易なことではない。かつて私が戦神学院で一万ポイントを手に入れるのに、一年の時間を要したものだ」

霍元奇の言葉を思い出し、龍飛の心は不安に揺れた。戦神学院で聖戦士になることは、決して容易なことではないのだ。

龍飛の実力は今や十分に強大だが、英雄競技場...