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979話

「クンルン山脈の結界を突破するだって？それはあり得ないだろう！」

霍元奇は軽く首を振りながら、異獣山脈の異獣がいくら強大とはいえ、クンルン山脈全体の結界を突破するほどではないだろうと考えた。

「なぜあり得ないと思う？地下都市のエネルギー結界が突破されたなら、クンルン山脈の結界だって同じように突破できるんじゃないか？」

龍飛は注意を促すように言った。彼にはわかっていた。これらのエネルギー結界は驚異的な防御力を持っているとはいえ、やはり限界がある。一度破壊されれば、異獣に突破される可能性があるのだ。

「地下都市のエネルギー結界は黒鷹組織が陣法で形成したものだ。そんな結界はクンルン山脈の結界とは...