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977話

「なるほど、私はずっとこの鉱区で暮らしてきたんだ！でも時々は異獣山脈に留まるしかないんだけどね」

霍元奇は軽く頷いた。その時、彼の鋭い目に一筋の迷いが閃いた。

「異獣山脈か？ここ...ここから異獣山脈に行けるのか？」

龍飛は興味深げに尋ねた。この地下都市が異獣山脈と繋がっているのではないかと疑っていたが、侵入してくる異獣たちが本当に異獣山脈から来ているのかどうかは確信できなかった。

「ああ、ここには異獣山脈へ通じる通路がたくさんあるんだ。まずは私の住処に案内しよう！」

霍元奇はそう言うと龍飛を連れて、漆黒の地下通路を通って地下都市から徐々に離れていった。

暗闇の通路では、火炎石の明...