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896話

「戦隊の実力は人数の多さとは関係ないんだ。重要なのは隊員一人一人の実力だよ」

龍飛は説明した。戦隊の人数がどれだけ多くても意味がない、結局は隊員の実力こそが鍵となるのだ。

百里擒龍の逍遥閣を例に挙げれば、この第一位の戦隊には十数人しかいない。だがその中の最も弱いメンバーでさえ六星戦王の実力を持ち、誰を選んでも戦隊の隊長を務められるほどだ。

「そうだったんですね。じゃあ、もし私が兄弟会に入ったら、龍飛お兄さんの足手まといになってしまうんじゃ…」

慕容菁菁は自信なさげに言った。彼女の実力はそれほど高くなく、今回内院に入れたのも、かろうじて戦将の試験に合格しただけだったからだ。

「そんなことない...