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890話

「素晴らしい、素晴らしい。まだ若いというのに、極品の復元丹を調合できるとは。近年では稀に見る優秀な弟子だな!」

百里擒龍が調合した復元丹を受け取ると、薬皇丹陽子は丹念に観察した後、すぐに褒め言葉を口にした。

「ふふ、薬皇の老前輩、それは明日の大会への参加資格を獲得したということでしょうか?」

百里擒龍は知っていながらもわざと尋ねた。今日の試合に合格したことは誰の目にも明らかで、おそらく一位の成績で通過するだろうが、それでも彼は薬皇丹陽子の口から明日の参加資格を授与される言葉を直接聞きたかった。

「こいつ、礼儀知らずにも程がある。薬皇老前輩があれほど褒めているとい...