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882話

「よくもまあ、俺は気に入らなかったからこそ、逍遥閣を離れたんだ!」

天雷は賛同するように言った。その時、皆ははじめて天雷がかつて逍遥閣のメンバーだったことを知った。

「天雷兄、逍遥閣は内院の第一戦隊じゃないか、なぜ退いたんだ?」

花麻子は不思議そうに尋ねた。心の中では、天雷が第一戦隊の逍遥閣に加わり、そんな強力な戦隊を後ろ盾にできるなら、自分一人でいるよりずっとマシだろうに、と思った。

「そうだよ、天雷兄、百里擒龍についていれば、こんな目には遭わなかったはずだ。なぜ退いたんだ?」

もう一人の三星錬器師も不思議そうに言った。彼は夢にまで見た唐浩の剣武山荘に入りたかったが、四星錬薬師の実力に達...