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863話

「隊長、この魔アリはあまりにも多すぎます。このまま倒し続けても、良い宝物を見つけられるかどうか...」

龍飛たちの一行が進み続けると、すぐにまた大群の魔アリが彼らに向かって突進してきた。まるで彼らの行動を必死に阻止しようとしているかのようだった。

「どうしてこんなに魔アリがいるんだ？俺がこれまで修行してきた全ての経験を合わせても、今日ほど多くの魔アリに遭遇したことはないぞ！」

蜂のように密集した魔アリが次々と押し寄せてくるのを見て、花麻子もあまりの異常さに驚いていた。通常、それほど強くない魔アリのような異獣は、彼らのような強力な五星戦王の前では遠くに逃げ隠れるはずだった。

しかし今の状...