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810話

「ダメだ、黒木托、お前たちは無実の人を傷つけてはならない。もしどうしてもこんな無理を通すつもりなら、丁院長は必ずお前たちを許さないぞ!」

このような状況を見て、地院執法堂の長老がどうして黒木托に地院で好き勝手させるだろうか。結局のところ、ここは戦神学院の領域なのだから。

「このじじい、本当に俺が丁の老いぼれを恐れると思っているのか?怖かったら地院まで人を取りに来たりしないだろうが!」

黒木托の言葉が終わるか終わらないかのうちに、この大男が矢のように飛び出し、手を振り上げて一撃を地院長老に叩きつけた。

黒木托の拳が迫るのを見て、地院執法堂の長老はすぐさま手を伸ばして受け止めようとしたが、...