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789話

青龙堂の連中を追い払い、龍飛たちはようやく一息つくことができた。これからは彼らも好き勝手なことはできないだろうと思った。

「飛兄貴、お前の実力の上がり方が異常すぎるぜ!さっきはオレたちほとんど手を出す前に、お前が一人であいつら全員をやっつけちまったじゃないか!」

赤峰宇は崇拝の眼差しで龍飛を見つめた。龍飛の今の実力に対して、彼は心の底から尊敬の念を抱いていた。

思い返せば、戦神学院に入学した当初、赤峰宇と龍飛は死の谷の試練を共に乗り越えた。あの頃の龍飛の腕前は、赤峰宇から見れば、自分と互角といったところだった。

だが今や、龍飛の実力は明らかに彼を大きく上回っている。たった一人で、わずか...