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787話

「青龍堂隊長の黄清遠が龍飛に痛めつけられた」――青龍堂の隊員たちがそれを黙って見過ごすはずもなく、すぐさま龍飛を取り囲んだ。

「どうやらお前たちは棺桶を見るまで涙を流さないようだな。こうしよう、今日お前たちが俺に勝てるなら、中品のエネルギーストーン三百個をやろう!」

龍飛はそう言うと、手を振るだけで黄清遠を十メートル以上も吹き飛ばした。黄清遠は再び地面に重く叩きつけられた。

龍飛のこの一手に、周囲の者たちは思わず目を見張った。黄清遠はあくまで彼らの隊長であり、数十人の中で最も実力のある者だったのだ。それが龍飛の手にかかると、蟻を潰すよりも簡単に見えた。

「龍飛!今の言葉、忘れるなよ!遠...