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776話

龍飛は獣練場の第五関目の試験に挑戦することを決めた。第五関目の試験が簡単ではないことは承知していたが、最終的な異獣が黒山金猿王であるとは、彼は全く想像していなかった。

黒山金猿王は黒山谷の異獣の覇者と称される存在だ。巨大な体格と超強力な戦闘力を持つだけでなく、さらに重要なのは、ある程度の知性を備えていることだった。

このような猛獣は、七星戦王でさえ単独で対抗する実力はなく、まして戦神学院に入ったばかりの新入生である龍飛にはなおさらだった。

「第五関目の試験が黒山金猿王とは...なるほど、五星戦王でさえ挑戦する実力がないわけだ」

龍飛の視線はこの異獣に集中した。エネルギーで作られた仮想異...