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768話

「何?一錠の丹薬が中品エネルギー石八千個の値段だと?なるほど、こいつらがこんなに贅沢できる訳だ!」

黄清遠は顔一杯に衝撃を受けながらも、同時に羨望の念を隠せなかった。自分にも薬王殿の兄弟がいれば、こんな風に金持ちになれるのにと思わずにいられない。

「そうなんだ。しかも兄弟たちが探り出した情報によると、赤峰宇という若造が調合する丹薬は品質が極めて高く、売れ行きも上々らしい。数日で完売して、今またあいつは丹薬を調合し始めたんだ!」

青龍堂の隊員はすぐさま探り出した情報を黄清遠に伝えた。その口ぶりは、まるで赤峰宇が超金持ちの大富豪であるかのようだった。

「くそったれ、あいつにこのまま丹薬を作らせ続け...