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767話

赤峰宇が上品凝神丹を練成できれば、彼が王流通に約束した一粒は間違いなく渡されるだろう。そしてその上品凝神丹があれば、王流通のエネルギーストーン吸収精製の才能は、すぐさま飛躍的に向上するはずだ。

「なかなかやるな。あの小僧は若いながらも腕があるようだ。初めて調合した丹薬が八千個もの中品エネルギーストーンで売れるとはな。きっとこれからもっと凄みを見せてくれるだろう!」

龍飛も赤峰宇に大きな期待を寄せていた。彼はまだ薬剤師の資格すら取得していないが、龍飛には確信があった。赤峰宇は将来、必ず強大な薬剤師になるだろうと。

赤峰宇が丹薬を調合している間、龍飛たちも手を拱いていたわけではなく、地院教学...