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739話

「丹薬鑑定師?ここにもそんな職業があるのか!ということは、俺たちも戦神学院で働いて能量石を稼げるってことだな!」

赤峰宇は興味深げに尋ねた。しかしすぐに思い直した。戦神学院に交易市場があるなら、様々な職業が派生するのは当然だろう。地院の食堂でさえ、戦将級の人が給仕として働いているのだから。

「もちろんだよ。ただし、丹薬鑑定師になるには一定の実績が必要で、五星錬薬師の資格を取得していなければならないんだ」

修離は注意深く説明した。五星錬薬師の資格は、一般の学生が簡単に取得できるものではない。

「五星錬薬師が必要なのか。俺はまだ錬薬師の資格すら取れていないのに、五星錬薬師なんて遠い話だな」

赤...