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723話

龍飛は一人当たり五十個の中品エネルギー石を支払うと、この五星戦王はすぐに入場券を手渡した。

「先輩、宝閣は毎日競売会を開催しているんですか?」

入場券を手に、龍飛たち五人はすぐに会場へと足を踏み入れた。広間にはすでに多くの人々が集まっていた。

その大半は青い迷彩服を身につけた、明らかに戦王級の実力を持つ教官たちだった。教官たち以外にも、時折内院からの学生の姿も見かけることができた。

「俺にもわからないよ、中に入ってみよう!」

王流通は首を振った。彼が戦神学院に来て一年になるが、宝閣のような場所を訪れるのは今回が初めてだったからだ。

「龍飛お兄ちゃん、見て、あの人は内院の人じゃない?」...