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722話

「明日の昼に取りに来る?素晴らしい!六爺、ありがとうございます!」

赤峰宇は大変喜んで言った。これらの薬材があれば、凝神丹を錬成できる。そうすることで、より多くのエネルギーストーンを稼ぐことができるのだ。

「礼には及ばん。わしはただの商売人じゃ。儲けになる話なら、見逃すはずがないだろう」

六爺は淡々と微笑んだ。心の中では、凝神丹に必要な薬材は多いものの、総コストはせいぜい四千個の中品エネルギーストーン。赤峰宇に売れば、丸々千個の中品エネルギーストーンを儲けられる計算だった。

この取引で六爺は損をしない。さらに重要なのは、薬王殿の特別招待生である赤峰宇が、きっと期待を裏切らないだろうという確...