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687話

「黒山谷?六爺、あなたの言っているのは、この五葉幽冥蘭が黒山谷から来たものだということですか?」

六爺の言葉を聞いて、赤峰宇はすぐに興味津々で尋ねた。彼はこのような五葉幽冥蘭が、六爺によって外部から運び込まれたものだとは思っていなかった。

「そうだ。これは前回、私と数人の五星戦王が黒山谷の最深部へ行った時に偶然手に入れたものだ。大変な代償を払ったよ、我々はあそこで死にかけたんだぞ!五百個の中品エネルギーストーンで売るなんて、お前さんを格安で扱っているようなものだ!」

六爺はうなずきながら、前回黒山谷の最深部へ行った時の光景を思い出し、今でも戦慄を覚えていた。

「なんですって?黒山谷はそんな...