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680話

「趙虎は一年間も内院に入れなかったんだ、基本的には天院からふるい落とされた落ちこぼれってことだな。本当に実力がある学生はとっくに内院に入ってるはずで、天院に残っているわけじゃない」

「なるほど、だから先ほど僕たちが彼らに勝てたんだね。もし天院の天才学生だったら、僕たちなんて相手にならなかっただろうね!」

赤峰宇はうなずいた。彼にはよく分かっていた。天院の本当の実力者は、彼らのような新入生が勝てるような相手ではないということを。

「そういえば、みなさんのお名前をまだ伺ってなかったね!」

王流通は人なつっこい態度で、龍飛たち四人と一緒に地院の校区へ向かって歩き始めた。

「俺は龍飛だ!」

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