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670話

「霹靂堂特招生の龍飛、参上しました!」

地の文字の札を取り出し、龍飛は受付に向かい、すぐに招生担当の導師に丁寧に告げた。

地院の招生を担当する導師は青い迷彩服を身につけ、明らかに白銀使者の一人で、実力は戦王レベルに達する高手だった。

しかし龍飛が不思議に思ったのは、この導師の肩に三本の金色の印があることだ。よく見ると、それは三つの金色の翼だった。

この金色の翼は星紋と呼ばれ、戦王の実力等級を表すもので、この地院の導師は三星戦王ということになる。

死の谷の関所にいた二人の白銀使者と比べると、この導師も同じく青い迷彩服を着ているが、最大の違いは彼の肩にこの三...