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659話

「そうか？となると、お前は感謝の気持ちもないようだな。なら俺も薬王殿の面子を立てる必要はないな！」

赤峰宇の言葉を聞いて、黄清遠も腹を立てた。たとえ薬王殿の勢力が青龍堂を上回るとしても、青龍堂は八大分堂のトップだ。

「俺の薬王殿の面子なんて気にするな。死亡谷の試練はそもそも個人の実力を試すものだ。門派とは関係ない！」

赤峰宇は傲然と言い放った。心の中では、黄清遠たち五人の実力は確かに強いが、自分たちのグループも彼らに負けるとは限らないと思っていた。

もし赤峰宇一人だけなら、おそらく黄清遠ら五人の強者と対抗する実力はないだろう。しかし、龍飛がいれば話は別だ。

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