Read with BonusRead with Bonus

649話

「エネルギーストーンは俺に預けろ！俺が一番強いんだから、俺が保管するのが一番だ！だから道の偵察はお前らがやれ！」

田龍は自分が偉いとでも言わんばかりに言い放った。まるでエネルギーストーンさえ自分の手にあれば、誰も奪うことなどできないとでも言うように。

「冗談じゃないわ！なんであんたに渡さなきゃいけないの？さっさと偵察に行きなさいよ。でないとチームから追い出すわよ。どうせあんた、エネルギーストーン持ってないんだし」

慕容菁菁は軽蔑したように言った。龍飛がこいつを自分たちのチームに入れると約束してくれなかったら、彼女はまったく乗り気ではなかったのだ。

慕容菁菁からすれば、自分と龍飛だけでチームを...