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615話

梅花丹を服用したことで龍飛の功力は大幅に向上したが、同時に性格も大きく変わってしまい、時には自分の感情をコントロールできなくなることもあった。

このような状況について、龍飛は以前から明言していた。万が一の場合を除いて、二度とこのような丹薬を服用するつもりはないと。

しかし今は命に関わる状況だ。龍飛はそんなことを考えている余裕もなく、直接二粒の梅花丹を取り出した。

梅花丹を飲み込むと、龍飛は体内に暖かい気が流れるのを感じ、その気が経脉の中を絶え間なく巡っていくのを感じた。

「本当に不思議だ。梅花丹が本当に百病を治せるなんて」

体内の寒毒がこの暖かい気に追い出され、少しずつ肌から排出されていくのを...