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612話

龍飛から見れば、自分の実力が龍虎榜に名を連ねる高手に負ける理由などないはずだった。結局のところ、龍虎榜の高手がどれほど強くとも、所詮はB級メンバーに過ぎないのだから。

しかし今、龍飛は百里刑天の内功が非常に深遠で、少なくとも自分に引けを取らないことを発見した。さらに相手が修めている寒陰掌は極めて陰毒であり、少しでも油断すれば命さえ失いかねない。

今や龍飛の額には汗が浮かび始め、頭上からは白い煙が立ち昇っていた。この煙こそ、彼が帰心法の内功を駆使して体内の雑質を排除している証だった。

「死ね！」

百里刑天が功力を深めるにつれ、その陰寒の気が龍飛の拳を突き破り、直接彼の腕へと侵入していった...